断裁の位置や多色刷りの見当合わせのために印刷する印のこと。

通常、四隅と上下左右の中央に刷り込まれます。四隅のものをコーナートンボ、上下左右の中央のものをセンタートンボといいます。このセンタートンボの十字の形が昆虫のトンボに似ているところからこの名前になっています。

コーナートンボには、内トンボと外トンボがありそれぞれ役割があります。内トンボは仕上がり線を示し、この位置で断裁します。また外トンボは塗り足し位置を示します。内トンボと外トンボの間は3mmで、これはちょうど塗り足し領域の幅になっています。

 

  ※ 上図では仕上がり線が黒線ですが、実際はガイドなどで示し表示させません。
  ※ 分かりやすいように、トンボの線に色をつけていますが通常は全色(黒)です。

また、トンボは多色刷りの見当合わせの役目上、その色はレジストレーション(全色)、もしくはプロセス4色刷りであればCMYKそれぞれ100%で色をつけます。さらに線の太さはだいたい0.1~0.2ptぐらいでつけます。

イラストレータでトンボを作成する時は、メニューの「フィルター」→「クリエイト」→「トリムマーク」で作成します(「オブジェクト」→「トリムエリア」→「作成」はNG)。さらに、トンボは印刷レイアウトの一番外側になっていなければなりません。印刷では通常面付けソフトなどにデータ(イラストレーターEPSなど)を配置しますが、その際レイアウトのセンターを決める必要があるためです。ですからトンボよりも外側に出てしまっているオブジェクトがある場合は、マスクをかけるなどする必要があるでしょう。

このように「トンボ」は単なる飾りではなく、様々な面で非常に重要な役割をもっているので、データ作成時には忘れないようにしましょうね。